住宅購入を考慮しているが、決断できない人たちに関して、「どのような悩みがあるのか」と、実際に購入した人たちに聞いた「満足しているポイント」を調査しました。
「家を買いたいが、なかなか決心できない……」と感じている人は、どのような理由で購入をためらっているのでしょうか。同じ状況の人の理由を理解し、実際に住宅を購入した人の意見を聞くことで、その不安を解消できるかもしれません。そこで、今回は住宅購入者および購入を検討してい人を対象にアンケート調査を行い、「購入を決断できない理由」と購入者が「購入して良かったと感じる点」を検証しました。
購入決断が難しい理由は?
購入検討者編:何が決断を難しくさせているのか?
<購入検討者の意見>
購入検討者に、
「住宅購入を考えているが、決断できない理由があれば教えてください」と質問したところ、約半数の人が何らかの理由を持っていることが判明しました。
最も多かった理由は、
- 「価格が高い」
- 「資金が足りない」
- 「ローン返済への不安」
- 「収入が少ない」
など、金銭面での懸念でした。
- 「高額なので、購入後に後悔するかもしれない」
- 「価格が高いため、生活ができるか、定年までにローンが完済できるか不安」
といった理由で購入を決断できない人が多いようです。
次に、
- 「理想の物件に出会えない」
- 「良い立地が見つからない」
など、自分の条件に合う物件が見つからないという意見が多く寄せられました。住宅は高価な買い物であり、多くの条件が求められるため、妥協したくない人が多いようです。
- 「もっと良い物件が出てくるかもしれない」
という理由で購入を決断できない人もいました。
- 「住宅会社が多すぎて、選択が難しい。どこから手をつけていいかわからない」
- 「一戸建てが経済状況を改善するかどうかが不明」
- 「本当に良い物件かどうか判断できない」
といった理由で、多くの不安を感じている人も目立ちました。
「良いアドバイザーがいない」場合、購入の決断が難しくなることがあります。
【調査結果】住宅購入における満足ポイントは?
購入者編:購入して良かった! 自宅の満足ポイント
<住宅購入者の意見>
一方で、住宅購入者人に「住宅購入前の住居と比べて、購入して良かったと感じる点」を尋ねたところ、“住環境”に関する回答が多く寄せられました。
特に
- 「広くなった」
- 「新築で綺麗」
- 「借りていたものではないので、子どもが騒いだり暴れたりしても気にならなくなった」
- 「集合住宅よりも自由に過ごせる」
といった意見が多く、子どもに独立した部屋を提供したり、綺麗な部屋で自分のプライベートな時間を楽しんでいる様子が伺えました。
- 「通勤・生活利便性が向上」
- 「駅から近く、交通アクセスが良くなった」
- といった通勤や買い物の利便性を挙げた人も多く、立地条件も住宅購入において非常に重要であることがわかります。
“住環境”以外でよく挙げられた意見は、
- 「毎月の支払いが減った」
- 「毎月の総支出が大幅に改善された」
- 「賃貸料や駐車料金がなくなった」
といった出費が減ったというものでした。
賃貸の場合は、家賃以外にも“共益費”や“駐車場代”などの支出があり、住宅ローンの返済額が月々の負担が少ない場合も多いようです。
さらに、
- 「光熱費が安くなった」
- 「ソーラーパネルのため光熱費がほとんどかからない」
- といった意見もあり、住宅性能の向上や、太陽光発電の設置などで光熱費が安くなるケースもあるようでした。
- 「耐震工事をしたので前の家より地震対策ができた」
- 「丈夫になった」
など、住宅の強度や耐震性能の向上を挙げる人もいました。
地震や台風などの自然災害が増える中、住宅の強度に対する関心が高まっていると考えられます。
結論(まとめ)
住宅購入を検討している人は、主に金銭面での不安を感じているようですが、購入者の声からは、家賃や共益費、光熱費などの支払い状況によっては、住宅ローン返済が月々の負担を減らす場合もあることがわかりました。一方、住宅購入者が満足しているポイントとして、“住環境の向上”が大きく影響しているようです。そのため、立地や間取りなどが自分の希望に合わない場合は、妥協せずに慎重に検討を続けることが良いでしょう。
また、周囲に相談できる人がいない場合は、専門家に相談してみると良いでしょう。
専門家の意見やアドバイスを受けることで、自分に合った住宅選びや購入プロセスがスムーズに進むことが期待できます。
弊社では自身が建売住宅を購入し住んでいるスタッフがおります。
メリット、デメリットを率直にお伝えいたしますのでお気軽に相談くださいませ。